Kazuho KOBAYASHI

(JP/EN)

小林一穂(Kazuho KOBAYASHI)

横浜国立大学博士課程後期でマルチロボットシステム、群ロボット、スワームロボティクス(スウォームロボティクス)などと呼ばれる分野の研究をしています(2021年4月~2024年3月予定)。

具体的には、複数のロボットを用いて一定の領域のパトロールをする問題に取り組んでいます。任務開始前の事前計画やオペレータによる中央集権的な指示に頼ることなく、各ロボットがその場その場で判断を下し、パトロール目標を決定する手法が主です。計算が簡単、ロボット間の通信能力に関わらず使えるなどの利点のほか、例えば不審者検知などを行う場合には、領域を規則正しく巡回する方法に比べ相手から行動を読まれにくいという利点があります。

一方で、各ロボットに独立して行動決定をさせたその結果やパトロール任務の進捗状況などは、オペレータに適切に報告される必要があります。これはロボットの判断の補助、誤動作の予見などの観点で重要です。また、必ずしもロボットの専門家ではないオペレータがロボットを安心して導入・運用するためにも不可欠な要素です。この観点で、パトロール中にロボットが定期的にオペレータに状況を報告する手法、報告によるオペレータの状況認識の程度を評価する手法、この報告の手間によってかえって任務自体が阻害されることがないかの評価についても研究しています。

研究キーワード:マルチロボットシステム、群ロボット、スワーム、スウォーム、無人機、UAV、UGV、USV、AUV、UUV …etc.

contact: kazuho.kobayashi.ynu[at]gmail.com

記録

出版物(筆頭のみ)

論文(査読付き)

学会発表

ほか

受賞

経歴